そして、再発

     
日にち薬に身を任せて、すべて前向きにこれからよくなっていくものと思いながら、また一から少しずつ進んでいこうと思っていたのですが、8月の術後の経過検診で、まさかの再発がみられ、お盆中は再検査で病院通いになってしまいました。


それを告げられた時は、頭が真っ白になり、主治医の先生も驚かれて、どうにかどうにか一人で帰ったのですが、さすがに落ち込んでしまいました。

あれだけのことがあったばかりだったのに、もうこんなことになるなんて考えもしていなかったので、前を向いて歩き出した途端引き戻されたような感覚になり、正直途方に暮れてしまいました。
まだ回復途中でこんなことになるとは、全く思いもしませんでした。

再びの検査で、MRIの狭くものすごい音の中に入りながら、「なぜ…」という気持ちにつぶされないように、よくわからない歌を念仏のように頭の中で歌っていました。


そんな中でも少しずつ活動を再開していたので、やれることはいつもどおりやりながら、結果と治療法に向き合う時間も気分にもならないままだったのですが、自分なりに納得のいく治療法を落とし込み、9月に入り治療を始めました。


今日で術後の回復の目標としていた半年となりました。
思ってもいない形にはなりましたが、ありのまま受け止めて、たなごころの中にある幸せをかみしみています。

現在体調のいい日も悪い日ももちろんありますが、すべて自分の身体だと受け入れて、どんなことも抗わずに平気で過ごしています。


これから少しずつ体力をつけて、来年には必ず舞台復帰しますので、それを目標と励みにしていきたいと思います。

頑張ります。