移ろう日々


舞台が終わり、早いものでとうに一月も過ぎてしまい、その間休む間もなく目まぐるしく変わる日々を送っていました。

そんな毎日もようやく落ち着き、これから遅い夏休みというよりも秋休みを送りたいと思っています。

一昨日には公演後はじめて軽井沢の親しい方たちとも会うことができ、顔を見て話すことができました。
皆さんの応援に直接お礼が言いたかったので、少し安心した次第です。


つい先日は病院の日でしたが、ちょうど1年前は再発の検査通いで気の落ちこむ中、待ち時間に金足農業の活躍を見ながら、ずいぶんと気持ちを救ってもらったことを思いだしました。

100年経ってもみちのくに深紅の旗が届かないのは、いったいどうしてなのか、それでもいつかは悲願が叶う日は来るのだろうと、開かない扉が開くことを信じてやまない関東出身人です。


病院通いの爆弾を抱えながらの舞台は、思った以上に肩にのしかかるものが大きかったのですが、過ぎてしまえば本当に無事終えられたことに、心から安堵しています。

無事是名馬とは本当に難しいことで、生ものの世界で生きている以上、常にこのような思いに駆られながら立ってきましたが、しばし一休みし充電し、そしてまた歩きだそうと思います。


毎朝つゆくさが可憐な姿をそこかしこに咲かせ、そして静かに閉じていきます。
ツリフネソウやミズヒキも見られ、あたりはもう秋がはじまっていて、猫にならい、自然の移ろいに敏感に、ゆったりとした時の流れを学びたいと思うこの頃です。



f:id:Naomai:20190828112609j:plain


f:id:Naomai:20190827180937j:plain

  
f:id:Naomai:20190828170223j:plain