地唄舞を楽しむ会

すっかり秋めいてまいりました。
会のお知らせをさせて頂きます。

地唄舞を楽しむ会

地唄舞　菊の露　俵菜緒
　　　　お話し　俵菜緒
仕舞　　海士-玉之段-　中村政裕
地唄舞　珠取海女　俵菜緒

平成28年11月12日(土)
午後2時30分開場/3時開演
於　栗田美術館(山荘)
入場料　5000円
jiutamai.nao@gmail.com
0284-41-2776

この会をはじめたのは、震災直後の2011年4月9日のことでした。
どうしても東京での公演ばかりになってしまうため、生まれ育った街でも何かしら舞を観てもらう場をつくりたく、また身近に親しんで頂きたい思いからはじめたものでした。

思いもよらぬ大震災に、当然のことながら私の気持ちもとてもそんな気にもなれず、やるべきか否か、皆一様に悩んだ末、開くことを選び、はじめた会でした。

それでも直前まで電車は止まったままで、帰れるかどうか、また計画停電の最中で、当日どうなるかわからない中でのことで、色んな思いを綯い交ぜにした中でのスタートでした。

今回は、秋のもののあはれを唄った「菊の露」を14年ぶりに舞います。
そして「珠取海女」を、その元となった能「海士」の中で最も密に影響を受けている「玉之段」の仕舞と共に、お届けしたいと思います。

劇場とは違う、とても和やかな会ですので、お楽しみ頂けたら幸いです。
また、会場の栗田美術館も素晴らしく、チケットをお持ちの方は通常1250円が500円でご覧になれますので、深まりゆく秋、ぜひ足利にお越し下さい。
　