笛の会

開催中の写真展の特別企画として、能管(能のよこ笛)の松田弘之先生によるお笛の会があります。

通常ですと能楽堂などで、能の囃子として聴く形になるのが常なところを、
この度特別に、一管(笛のみ)で演奏して下さることになりました。


松田先生の笛は本当に本当に素晴らしく、私自身もずっと以前から憧れていた方でした。
それが昨年共演させて頂く機会にも恵まれ、とっても貴重な経験をさせて頂きました。

そしてさらに、一管だけで演って頂くという、なんとも贅沢なことです。

おふきになる笛が300年ほど前のものだと知り、その間たった一つの笛を、どんな人がどんな人生を送りながら連綿と残ってきたかと思うと、輪廻を感じずにいられません。


深く、重く、遠く響いて、何かを語っているのに語らない感じのする松田先生の笛は本当に素晴らしいです。そしてお人柄も。


日頃、日本の古典の世界は難しそうで入りずらいという方も、この機会にぜひふれてみて下さい。
私自身、とても楽しみな晩秋の夜となりそうです。


ー笛のゆうべー

11月17日(火) 18:00〜
演奏とお話 松田弘之 (能楽笛方)