月刊 日本舞踊


先月取材がありました月刊誌が、今度の会の記事をとりあげて下さいました。

5日後には幕が上がります。

今の季節にぴったりな「こすの戸」は、紗袷(しゃあわせ)の衣裳で舞います。
紗袷とは、ほんのわずかな今の時期にしか着られない着物で、薄い紗が重ねになっていて、下の柄がほんのり透けて見えるもので、季節を楽しむ日本人ならではの着物です。

津村禮次郎先生のおはなしでは、能の「鉄輪」の面も登場し、大変貴重なひとときをお楽しみいただけます。

「鉄輪」は今回特別な形で上演いたしますが、私の頭の中だけでイメージしていたものを漠然とお伝えしただけで、先日一度きりのお稽古で、すうっと思い描いた通りの形になり、出演の先生方の凄さを深く尊敬いたしました。

演出家もなければ細かいお願いも何もなく、他分野が融合しても形になるところが、日本ならではの息と間で培われてきた芸能のすごさだと改めて感じました。
一期一会の皆さまとの共演です。

スタッフさんも含めていい舞台にするため頑張っておりますので、少しでもご興味がありましたら、ぜひ会場にお越しいただけましたら幸いです。
当日券もございます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。