いつ晴れるの?

早春からの変容の流れに、知らぬ間に桜も過ぎてしまったような日々を送りました。

この春は菜種梅雨が続いたせいか、輪をかけて気持ちも追いつかず、空も自分もなかなかスッキリ晴れないものでした。


そんな中、先日2月の公演の上映会などがあり、またひとつ違う形での試みに、別の面白さも感じました。

舞台はその場限り一瞬の生物ですので、観られなかった方のために、2年前に初めて試みたことでした。
前回もそうでしたが、生と映像の両方を観て下さった方の感想がとても新鮮でした。
生物のもつ独特の空気感がないかわりに、自分も落ち着いて冷静にじっくりと観ることができるそうです。

それにしても小さな空間でスクリーンで観る雰囲気は、何だかとってもいいものです。
私は本来舞台より映画や映像の方が好きなたちでしたので、意外な形もあるものだなぁと、改めて思いました。

と、前向きな姿勢を取り戻しつつ、
雲間から一瞬姿を見せた三日月に、自分の姿を重ねながら犬と歩く朧夜でありました。