桃始笑

桃始笑 ももはじめてさく

七十二候では今日がその日にあたります。
古来、花が咲くことを笑うとも言ったそうです。


あの日から4年が経ちました。

その地に何度か足をふみ入れただけの私には、
今も何の言葉も、できることもなく、何かを思ってもすべて薄っぺらになってしまいます。

祈りとか願いとか、届いたり届かなかったりするもので、
結局は何のすべも持たないものなのかもしれません。

でもそうやって人は昔から生きてきたわけですから、やはり祈る思いです。


笑顔のような桃が咲きますように。