立春大吉

本日より暦の上では春、新年卯の年となりました。

家では毎年豆まきをし、けんちんにイワシをいただくのが恒例ですが、昨夜は近くの伊勢神社でも豆まきをし、その後鎧年越し(750年ほど前に坂東武者を鑁阿寺に勢揃いさせたことが始まりと言われていて、明治維新で一度途絶えたものを大正時代に復活させ、現在に至る年越し行事)を何年ぶりかに見に行き、鑁阿寺でも豆まきに参加するという、邪気を十分に祓い尽くした節分となりました。

すべて近所での行事でしたが、先週放送されたNHKブラタモリが故郷足利で、知らないことや発見が盛りだくさんで、普段近すぎて当たり前すぎて気にもとめなかったことが、実はすごい歴史がたくさん詰まっていた事に改めて気づかされ、反省も含めて育った街の豊かさに感謝しました。

歴史を知ること、土地を知ること、先人への想いが歳とともにつよくなり、以前に増して時代とかけ離れていく自分を、あるがままにしておくのも悪くない年齢にもなったので、この節分から立春はとても清々しい気持ちで迎えられました。

 

最初の写真は、江戸寛文の初期伊万里

当時7歳の卯年の私に、母が一目惚れして手に入れた骨董です。

それから何十年…幾度目かの年女を迎えました。福多き年になりますように。